秋のうんめもん祭りと、いわむろやのそば打ち体験—地域とつながる秋の日

岩室温泉のいわむろやで行われた秋のうんめもん祭り。そば打ち職人が麺棒で生地をのばしている様子。 ワークスペース
秋のうんめもん祭りで披露された、いわむろやのそば打ち実演。地域の味と職人技が光りました。

秋のうんめもん祭りと、そば打ちの香りに包まれて

本日11月3日は、NPO法人岩室温泉観光施設いわむろやで「野菜・果物詰め放題」と「秋のうんめもん祭り」が同時開催されました。

2025年11月号のいわむろや通信・表面。鍋祭りや詰め放題イベントなど、冬の催しを紹介。
いわむろや通信11月号の表面。冬の味覚イベント情報が満載です。
2025年11月号のいわむろや通信・裏面。秋のうんめもん祭りや地域コンサートなどの案内。
いわむろや通信11月号の裏面。秋のうんめもん祭りや体験会など、11月の予定を紹介。

館内では、そば打ちのデモンストレーションが行われ、打ちたてのおそばが1枚800円でふるまわれました。

大きな鉢でそば粉に水を加え、手でこね始める様子。いわむろや館内のそば打ちデモンストレーション。
そば粉に水を加える「水回し」の工程。手の感覚で加減を見極める職人技です。
麺棒で生地を均一にのばすそば打ちの様子。いわむろや館内のデモンストレーション風景。
麺棒を使って生地をのばす「のし」の工程。力強くも繊細な動きが続きます。
そば職人が包丁で細く麺を切る工程。まな板の上に整然と並ぶそば
そばを切る瞬間の職人技。均一な太さに仕上がっていきます。
打ち上がったそばを束ね、仕上げの整えをしている手元。いわむろや館内のそば打ちデモ。
打ち上がったそばを束ね、仕上げの整えをしている手元。いわむろや館内のそば打ちデモ。

デモを披露してくださったそば職人さんのほか、別室でも数名の職人さんがそば打ちに励み、いつもの食堂はお休み。
厨房では、そばをゆでる湯気と香りが立ちのぼり、スタッフの皆さんは大忙しでした。

この日、いつもの「温泉食堂 全力」は別の場所で出店し、冬メニューのもつ煮を1杯500円で販売。
体の芯まで温まる味に、たくさんの人が笑顔で並んでいました。

さらに、新潟市中央区のキムチ屋さん「サランヘ キムチ」さんも出店され、韓国風の海苔巻き・キンパを販売。

サランヘキムチのスタッフの背中にあるロゴマーク
サランヘ キムチのロゴ入りパーカー。明るいピンクが印象的です。
パックに入ったキンパと、おまけの韓国飴
サランヘ キムチのキンパ。彩り鮮やかで食欲をそそります。

私も、しっかりとしたコシのあるおそばをおいしくいただき、
お土産にはキンパを購入。
その後は、いわむろやの黒湯足浴にゆったりと浸かって、ほっと一息ついてから帰りました。

家で食べたキンパもとても美味しく、
いわむろやで過ごした一日が、心も体もあたたまる秋の思い出になりました。


地域のにぎわいから、未来の「お茶の間」へ

いわむろやのような地域の拠点では、
地元の人も観光客も自然に集まり、季節の味を楽しみながら交流が生まれています。

私自身も、この「いわむろやの食堂」で週に数日お手伝いをしながら、地域の人とのつながり方やおもてなしの心を学んでいます。

こうした経験を重ねながら、
民宿に先駆けて、「陶板浴ワークスペース お茶の間」をオープンできるように、
少しずつ思いを形にしています。

地域の温もりに触れたこの一日を、次の一歩の糧にしていきたいです。


陶板浴ワークスペース「お茶の間」へ、少しずつ

いわむろやで過ごすうちに、
人が集い、会話が生まれる「場」の力をあらためて感じています。

温泉や足浴のように、心と体をあたためる空間。
そして、地域の人も旅の人も気軽に立ち寄れる小さな「お茶の間」。
そんな場所を、わが家の庭の一角につくる計画を少しずつ進めています。

それが、陶板浴ワークスペース『お茶の間』です。

この「お茶の間」では、
仕事の合間に軽い食事をしたり、
プレート型陶板浴で疲れを癒してもらったり、
庭を眺めながら地域の人と旅人が自然に出会えるような空間をめざしています。

今日のように、地域が元気になるイベントを体験すると、
“人が集まる場の温度”をあらためて感じ、
自分の夢のかたちが少しずつ明確になっていく気がします。

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