小さなおもてなし
2025年10月13日。
リフォーム後はじめて、夫の父(おじいちゃん)をわが家へ招きました。
朝は夫がおじいちゃんを迎えに行き、その足で用事をたしてから、
帰りにスーパーでお刺身を買ってきてくれる段取りです。
最初はコーヒーを出そうとして、コーヒーカップが家にないことに気づき、
マグカップで一服してもらいました。
ほどなく台所では娘が料理を始め、私も鍋の準備をするために台所へ行きました。
二人で手を動かしていると、おじいちゃんもダイニングテーブルに腰掛けて、
世間話をしながらお昼の支度を見守ってくれました。
昨夜、娘が作った“無限豚肉”(わが家の通称)をおじいちゃんが「おいしい」と完食してくれました。
そのあと娘がキッシュを焼き上げておじいちゃんへ。

私も鍋の盛り付けを終え、和室にIHプレートや食器を運びます。
そこへ夫が刺身を持って帰宅しました。
私は一口サイズの牛肉をさっと焼いてレタスと合わせ、食卓へ追加しました。
鍋つゆは市販の「漁師鍋のつゆ」を使いました。

おじいちゃんは「いいちこ」のお湯割りを、夫はこのあと娘を寮へ送るため、お酒を飲めないのでルイボスティーでした。
取り留めない話をしているうちに時間はあっという間で、夫は娘を、私はおじいちゃんをそれぞれ車で送り届けます。
おじいちゃんを送る途中で、スーパーに少し寄りました。
おじいちゃんが買い物をしている間、私は車内でひと休み。
実は今日も何度かベッドで横になりながら、できるペースでおもてなしを進めました。
無理せず、でも心は込めて――それが今の私のスタイルです。
おじいちゃんが夫に貸した本を「忙しくて読めないだろうから」と、代わりに私に貸してくれました。越川慎司さんの『世界の一流は「休日」に何をしているのか』です。読むのが楽しみです。
私はひろゆき(西村博之)さんの本2冊、
『働き方完全無双』と『叩かれるから今まで黙っておいた「世の中の真実」』をお返しに貸しました。
次はおばあちゃんと二人で来てほしいです。
おじいちゃんとおばあちゃんは、来年は数えで88歳だそうなので、みんなでこの家でお祝いできたらいいなぁと思っています。
この家をリフォームしたもう一つの理由は、わが家と本家のみんなが集まって、一緒にご飯を食べられる場所にしたかったからです。
少しずつ、その夢が形になってきています。
器をそろえる、小さな準備
おじいちゃんを招いて気づいたのは、“お客さま用の器”がまだ足りないことです。
米寿(88歳)のお祝いに向けて、和室のテーブルに似合う湯のみやプレートを少しずつ集めようと思います。特別な高価品でなくても、手に取るたびに思い出があふれるような器がいいですね。
器がそろえば、いつもの和室も『おもてなし』の舞台に変わる
――そう思うと、次におばあちゃんが来る日がますます待ち遠しくなりました。
インカニャンのステージ


※インカニャンの写真は主催者から許可をいただいて掲載しています。
喫茶店などでの演奏依頼も募集中とのことでした。
インカニャンは、1999年に南米ペルー・クスコで結成されたプロのアンデス・フォルクローレ演奏グループ。フォルクローレとは、ラテンアメリカ、特にアンデス地方の民族音楽です。
9月27日。
夫と娘と3人で出かけたイオンモールで、ちょうどインカニャンのライブに遭遇しました。
私は一人で客席に残って鑑賞。
あの名曲『コンドルは飛んで行く』が紹介されたときはワクワクしました。
――好きな曲を生で聴けて、うれしかったです。
数曲の演奏のあと、MCの方が「高地の学校建設を応援しています。よければグッズでご支援を」とアナウンスしていたので、私はミサンガを一つ購入しました。
柄がとても気に入っています。

左腕のミサンガを見るたびに、将来の民泊のことを考えます。
庭で朝コーヒーをお出しして、夜は鍋を囲み、
希望される方には近くの温泉や神社をご案内する
━━そんな小さな滞在の絵。
糸が切れるころ、どこまで形にできているだろう。
焦らずに、でもほどけない結び目で、今日できた一歩を重ねていきたいです。


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